常在寺は世田谷区弦巻の閑静な住宅地に位置する開山五百年余の歴史ある寺院です。
山梨県の身延山久遠寺を総本山とし、
室町時代(1506年/永正三年)、
忠善院日純上人によって当地に開かれました。

日蓮宗は、宗祖日蓮聖人が鎌倉時代に立教した宗派で、お釈迦様をご本尊としています。
お釈迦様の功徳のすべてを表わす「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えることによって
真理に到達できると説き、民衆に広く信仰されるようになりました。

江戸中期に建立された常在寺旧本堂は、約三百年の時を経てその役目を終え、
約十年の計画建築期間の後、平成十四年に落成したのが現在の本堂です。

開山当時の室町時代の建築様式に則った大屋根の曲線は
柔らかく、かつ荘厳な印象を与えます。
山門から諸堂を巡る合間には、石庭、池、流れが配され、
光と水、風、緑につつまれた明るく穏やかな伽藍となりました。